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2008年10月10日 (金)

既存作品に見るストーリー構成/劇場版ガンバの冒険1

そんなわけで今回より作品批評というか、何らかのつくり手側の作成スタイルを意識した感想文を書いていきます。別に最新作どころかかなり昔のですから大丈夫とは思ってますけど。ネタバレとか、そういうことは意識した書き方はせず観想を言う上で必要な状況シーンは普通に書いていきますのでそういうのに過敏な方はご注意ください。ガンバを知らない若い人はウィキペディアあたりで調べれば概要は掴めると思います。とりあえず青字のところがストーリー進行の説明で黒字は私なりの感想になります。

まずは主人公の町ネズミであるガンバが憧れである海を見に行くから
・海に着き港のネズミたちと出会いやんややんや。

・そこへ、遠くより来た傷ついたネズミ「忠太」登場。居住地区に天敵のイタチがいて大変と助けを求める。

・助けに応じたネズミが船に乗り込む

ここまでのシーンを振り返っていきます

出だしはなにやら猫が叫び声をあげながら缶を襲う。弾いているうちに缶は川へと落ちます。その中から主人公ガンバと親友ボーボが登場。「ひどいめにあった、帰ろう」とボーボー、「俺は一人でも海を見に行く」とガンバ。そしてOPに入る。これを1分強で表現。

上記のスタイルはホームページでに書いた「ストーリー制作 第一印象」内の「何かしらの「最中」を描く」という事項にあてはめられます。さらにガンバとボーボのセリフで「強気で好奇心旺盛」と「大人しくて気弱」といったそれぞれのキャラクター性も表し、見た目的な演出としては「海を見ただけでほんとに帰るね?」の問いに「ああ、海ってやつをこの目で見たらな」との返事のときに光が差してきて(流れてきた場所が橋の下で暗めのため再び明かりが差すという状況)後ろから引きの絵になり、OPテーマが流れます。これは「これから冒険始まりますよー」的な示唆を示すまさに王道的な演出と思われます。

OP終わりトラブルもさしてなく海に到着。が、時間が夜のせいもあるのか大して何も見えないためガンバはがっかり。そこを濃く描写するでもなくお腹をすかせたボーボが食料の匂いを嗅ぎ付け港ネズミたちがパーティを行っている場所へ。大半の仲間はここであっさり登場。ドンチャン騒ぎの中、傷ついたネズミ忠太が登場し、遠い島から来てそこにはイタチがいて仲間が襲われている、助けて欲しいと、うわ言のように懇願。しかしそのイタチが「ノロイ」というなであることが解るとがたいのいいネズミたちはたじろぎ、結局ガンバ一人のみが応じる。

ガンバ・忠太は島へ行く船に乗り込む。忠太具合悪化でダウン。あたふたしてるガンバに最後の仲間であるイカサマが登場しアドバイスして、眠りに着く。出発の警笛で目が覚めたときには仲間がいた。以上ここまでで18分

このパートは基本的に仲間たちの顔みせのようです。が、各仲間たちの特徴は一つ描くと言った感じで、状況説明とガンバの個性描写に重点が置かれたパートと言った印象です。出発の警笛で目覚めたときには仲間がいたというのも仲間のためらうシーンはちょっとだけ描かれていても決意に至るシーンがなく、個人的には物足りないのではと思った次第ですがテレビの26話を93分に編集するにはやはりガンバの一点集中と言うことなのかもしれません。読切り漫画でも内容を詰め込みすぎないことはとても重要です。脱線的な部分としては現存する本当の演歌をガンバが歌ってたのにはびっくりしましたwこういった寄り道的な部分も各人のセンスが活かされそうな部分かもしれません。

今回はここまでです~。また次回に~。

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