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2010年1月17日 (日)

よく見る演出を考える/繰り返し

よくみる演出手法を自分なりに解釈してみて、その効果を洗い出してみようって企画です。

今回は「繰り返し」に焦点を当ててみようと思いますが、
事の発端は龍馬伝で「目くそはなぜ目頭から~」って部分が繰り返されていたのを観ただけの話ですw 

要約すると周りは龍馬がいったい何を考えているか計りかねている中で「目”くそ”なのになぜ目尻でなく目頭からでるのか」という言動があり周囲を呆れさせるものの「土佐藩の身分階級をなくすにはどうしたらいいものか」という真面目な思考も吐露され、その大きな思想に感化されたかのようにその後周囲も「なぜ目くそは~」と口々にしていくという繰り返しのシーンでした。

このシーンにおいての効果はつかみ所のない龍馬から一目置かれる存在への変化を表してるんだろうなと思うんですが、周囲は感化された言語はあくまでも「身分階級の撤廃」のほうであるにもかかわらず口々にしたのはなぜ「目くそ」の方なのでしょうか?

当時の現実的背景からみると話の大きすぎるものでもありましょうし、身分が上のものに耳にされたら厄介になる可能性もあるのでしょうが演出的な視線から見ると「柔らかい方が視聴者に雰囲気を感じ取ってもらいやすい」って話なのかなと。

真面目な思考は「堅い」ものであり、堅い事象がいきなりフラット状態である人々(視聴者)に共感させることは困難であることが多いはずです。いきなり一話で堅い状態にしたらクライマックスみたいで変であり視聴者も置いてけぼりなりかねません。

今の現実にあてはめてみても朝礼で社訓を繰り返し発声させる会社や、訳わからん啓発セミナーで目標や理想の高い一直線で堅い言語を繰り返す映像を予備知識なしに見せられたら多くの人は感化・共感などせずに胡散臭い印象で終ると思ってます。

一方、柔らかい事柄であればその行為において演出的にも実話の状況でも受け入れられる・もしくは受け流せる可能性が高く「拒否される」という要素が少なくなり作品であれば各視聴者に冒頭で見ない烙印をいきなり押されることもなく「なんかいい」と「まだ様子見してみるか」という層を維持できそうです。

もちろんスピードダッシュを求める層も確実にいますから兼ね合いが難しいことに変わりはないのですが。。。yahooの龍馬伝批評で低評価をつけてる人は熱さが物足りない的な評価をつけてる人も結構見受けられました。

なんかアッサリ書けるのかなと思ってたら予想以上に長くなりましたwホントは色々な繰り返しシーンの事例とその効果の狙いみたいなのを箇条的に列挙できればいいと思ってたんですが。。。次回それを出来るようならやってみます。

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