2007年4月 2日 (月)

ネーム作り10

一応、ホームページのリニューアルをしたわけですがアクセスは大差ありませんでしたwwwリピート率は若干上がってましたが。まぁ、ありがたいことです。

で、久しぶりのネームの方向性ですが現在は主人公と父親がやり取りを行っているところです。既に話の流れとしては違和感はあるのですがとりあえず完結させる方向としたら、このやり取りで子供がいかに何を感じ取るかっつうのが話のポイントにはなるのだとは思います。

まぁ、要約すると子供は主人公には結構ずけずけ物言ってるのに、父親には極端に萎縮しているってのを主人公は既に感じ取っているから、そんなんじゃ強くなりたいと思っても強くなれるわけもないし、そういう状況作った親もどうなのよって物言いをどう表現させていくかなんでしょうけど。

そして、具体的な行動の最終段階ではやはり主人公の特殊な能力とやらで、父親を圧倒するか対等な位置にまで持っていくかがあると思うんですがどっちが良いんでしょうねぇ。。。少なくとも最初から主人公が父親との対峙で能力を発揮して解決なんてことはストーリー上ありえないとは思うんですが、ここまでおせっかいをやいているという状況的性格を考えたらそちらのほうがごくごく人間的なんですよね。こっちの展開でいいのできないかなーと思ってる感じです。次回はここら辺もちっと掘り下げてみます~

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2007年3月12日 (月)

ネーム作り9

さて、ネームの日ですが話的には主人公が子供の親と対峙するシーンになろうかというわけですが果たしてそれで本当に良いのかっつうのを考えていきます。

まず、このまま対峙していくことを進めていったらですが、主人公がアクションを起こした理由がいるのかいらないのかが焦点でしょうか?子供のポジションに対してどこか自分とオーバーラップする部分があるからここまで首を突っ込んだのか、単に本好きの共通項から「感受性が強い」というキャラクターの特性のもとやっていることなのか。

主人公のキャラクター性も強く描くのなら前者なんでしょうがページ数も後半に突入ですし厳しいですよね、これたぶん。で、ただ本好きの共通項からのおせっかいだと上手い描写が出来るのであれば、奉仕精神による読後のすがすがしさだったり、その程度のことでのマジっぷりのぶきっちょでまっすぐなベタなヒーロー像という概念には当てはまりそうです。

そして、対峙することなくまだ子供と主人公だけの掛け合いが続くのならどうなるでしょう?子供自体が斜に構えた性格色を出しているのでキリがない気もしますし、これで終わりをどうするかといわれるとさらに???です。古くは単行本1巻で終わりな作品の「さぁ、これから新しいたびの始まりだ!!」に、なりかねませんw
少々、急ではありましたが対峙自体はまぁ、ありなようです。

となると、お人よし状態になる主人公はやる気満々で、言いだしっぺの子供は斜に構えるようなタイプになったのでホントになるとはおもわなんだと、やや顔面蒼白状態といったところでしょうか。そして父親がこれにどう絡むのかと。
ここら辺を次回以降考えてみます。

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2007年3月 5日 (月)

ネーム作り8

さて、停滞しているネーム作りですが、一応前回までに示した主人公が子供の悩みだか闇の部分を言い当てるって部分まで描いて17ページまでは来てるんですが到底子供が心を開く雰囲気にないw

頑固者ですねー、こいつ。裏を返せばキャラクターがきちんと性格を持ってるともいえるので必ずしも悪い傾向ではないとは思うのですが。。。いかんせん17ページまで来てたら無理があるか?そもそも今回の漫画のテーマを振り返ってみると「過去」であります。主人公は本に書かれている過去の情報を元になんか特別な雰囲気を放つ。子供は武家の家に育ち強くもないのに強くあらねばならないという伝統と言う過去に縛られ苦悩している。このベースに対し主人公は能力を元にこの子供の縛りに対してどう接していくかがポイントですよね~。

で、実際のネームの17ページ目までは主人公が子供のモヤモヤとした部分に入り込みすぎたかで拒否られ「そんな知ったかぶるならなんとかしてみろ!」と吐き捨てられ、「わかった何とかする」で停滞中なのです。

で、父親のところに赴こうかという方向なのですが果たしてこれで良いのかって言うのを考えて行きたいんですが、話の整理だけで結構な長さなので続きは次回にw

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2007年2月12日 (月)

ネーム作り7

こんばんはドラクエモンスターズやりすぎてたら気持ち悪くなりましたwうつむいてぐるぐる視点が動くからですかね。。。

さて、ネームの方向性のほうですが現在は14ページ途中まで来てて主人公が以下に熱弁するかというところに差し掛かってます。何を熱弁するかというと『信じれば叶う』的な要素です。熱弁を振るうことで子供にやる気を起こさせるというのが狙いな訳ですが、「ハイそうですか」では意味がないのでどのような言い方・感じ方が自然かつ効果的なのかを探る必要があるわけです。

まずここまでのキャラの性格描写を振り返ると主人公には妙な能力があるという雰囲気を見せてあり、それが出来る理由は「感じ取っているから」というキーワードみたいなのがあります。これに「信じる」や「思う」という要素を混ぜ合わせたいと思っている感じです。

そして方や子供のほうですが武術系の家でやっているけども強くないっぽいという印象と『信じれば叶う』的な発言に対して一回反発を示している。そして本に対しては強い愛着と明確な意思を示す描写をしている状態です。

これを踏まえるとまず主人公が自身の「信じる・思う」という要素に対して語り、改めて子供が反発するもそれを封じ込める説得力なり状況を示し子供に対し新たな感情を芽生えさせるという流れが構成としての流れになります。

まず、最初の語りと反発は思いつくがままで良いとは思うのですが説得力のある切り返しとはなにかというと、やはり主人公の特殊な能力で子供の実状はまだおぼろげな雰囲気でしか示していないのでそれをずばり言うことで子供に衝撃を与えるということになります。一応すごい能力あるっぽいよという前ふりがあるので有りな許容範囲とは思うのですが、だからといってそれで子供が「よし、解った頑張る」では不自然なわけで、そこからl子供がどう切り返すかが次の選択肢となりそうです。

とりあえずは主人公が子供の抱える悩みなんだか闇なんだかな部分を言い当てるというシーンまでは描いてみたいと思います。

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2007年2月 4日 (日)

ネーム作り6

こんにちは。最近ローカルでの作業時間をマンガ関係やらホムペ関係やら色の勉強やらとスケジュール決めてやり始めたものでブログの更新頻度は落ちるかもしれません。いや、始めから頻繁な更新はしてませんけどね(苦笑)ホムペのほうは2月に入っちゃいましたが一応テキストひとつ追加しました。

で、ネーム作りですが前回まで話してた方向性は紙にまで描いた段階で11ページ途中です。感じとしてはキャラ性を出したというよりもようやく話し合っても変じゃない雰囲気って感じで意気投合って感じではないですね。進行の度合いとしては遅いかどうか微妙な感じもします。

私、勝手な構成の解釈として1ページは1分と思ってやってます。で、読みきりマンガは30ページ前後ですから30分番組を作る感じかな、と。だから15ページ前後ぐらいには印象を与える雰囲気作りも欲しいなとは思っているんですが。ま、全体の構成の振り返りはとりあえず出来上がってから考えるとして、今は主人公が「ネガティブな思考も人が望んでいるからそうなる」という文法的に違和感のあるような言い回しを掘り下げるかどうかが前回までの話でした。

改めてここでやるべきことは子供と主人公を意気投合させること。で、まだそれには達成していない。そして、主人公も本好きという設定は読者にはまだ伝わっていないだろうと。

そうなるとやっぱり子供を主人公の部屋まで連れて行き、その部屋には圧倒的な本があり意気投合としたいのですが、普通の価値感上、このご時世知らん人についていくのは危険と前にも話しています。ただ、いまの状況は普通に会話をしている状態にはあります。で、本を子供に返してもどこに隠すという問題も残るので隠し場所という設定であればいけるのか?って。

なもんで、まずは言葉を濁し、「気になるだろ」の子供の言葉に「ついて来たら教えてやる」の返事。警戒感あらわの子供に大丈夫というやや説明くさいのいれつつ「本の隠し場所として提供」の説明をし「いいものも見れる」と誘う。で、ついたら圧倒的な本で子供「うわぁ♪」(笑)で、改めて語りだすと。とりあえずこんな感じで進めてみます。

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2007年1月25日 (木)

ネーム作り5

ブログのネタの順番ってどうなってんでしたっけ?今回はホムペ作りのネタになるのか?でも、ネームですwホムペはブログでどうこうよりリニューアルするまではローカルでちまちまやってそうですね、多分。

さて前回のしめでは子供に返す本に目をとめた主人公がそれをけなすか褒めるかの分岐をどうしようかということになったわけです。まぁ、単純に考えて号泣してた相手にけなしてたらさらに収拾つかないだろって言うのが普通ですよね。そもそもが意気投合させるシーンが目的ですのでここでは褒める方向になるのだと思います。で、好きだけど解釈の違いで「そーじゃない・こーじゃない」話し込む。

そーじゃない・こーじゃないの内容としてはほんの終わりが抽象的なものに対して主人公はポジティブな結果を主張し子供はネガティブな結果を主張する。こんな感じで性格描写もかねつつ、折れない子供に対し、主人公が降参し、ネガティブな結果を受け入れる。ただポツリと「ネガティブな結果って望んだら感じずとも結構な確率で叶っちゃうからつまんなくね?」的な発言。

ピクンとした子供はネガティブという要素に対し望む・叶うという言語が異質である指摘をするも、主人公は「いーや、望んでるんだ」と返したところで、さぁ分岐点w

さらに語るか、一言付け加えて別れるか。次回考えて見ます。

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2007年1月21日 (日)

ネーム作り4

C31 今回もイメージはネーム作りとはなんら関系ありません。状況は暗い中で光が当たっているようなものを描くつもりなんですが、暗いところでの肌色ってどんなもんなんでしょうねー。現段階では周りが明るいからただの色黒ですが、果たしてなじんでくるのやら。。。

本題の今後のネームの方向性としては主人公と子供が感情を出した掛け合いを行う描写のことを考えるわけですが、主人公のありえない治り方の説明に怒り、子供が「俺は強く思ったところで強くなんてなれてない」と読者・主人公にとって抽象的な発言をするわけですが、これに対し主人公がこの言葉の意味をどれほど汲み取り、返すのがやり取りの始めとなりそうです。

親・子供とも柔道着なり袴みたいなのを着ている状態で主人公の目に入っているのであれば何か武術をやっていて、それに悩んでいるのかという憶測した発言をさせるのは違和感はなさそうです。

それに対し子供は冷静で説明チックに返事をするのか、子供なだけになんか琴線に触れちゃって号泣してグダグダとなるか。少なくとも感情を露見してるのは後者ですね。前者はしっかり者な性格設定ではありえますが、既に描いてるネームページで子供には泣かしてますので、やはり後者がしっくりきそうです。

会話にならず困る主人公、「いいから本返せ」と号泣で迫る子供。コミカル描写ながらも「本返せ」の行動には強い意志があることを口にする主人公。子供ピクリと反応して第一沈静化。そして、返す本に主人公も知っているのがあってその話題にし意気投合させたいのですが、その本をほめるかけなすかでまた分岐が出ます。

文章も長くなってきたので続きは次回以降にwではでは~~ノシ

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2007年1月17日 (水)

ネーム作り3

本来は初めてWEB関連をやる順番だったのですが、普通にローカル上でまだ進められる段階だったのでブログでは飛ばしてまたネーム作りとなりました。ついでにあおり構図の途中画像も貼っておきますが文章はネーム作りだけのものです。

C30 このあおり構図の停滞のせいでネームの方向性のあたりは出てるのですが実際出来てるページは8ページ弱です。状態としては主人公が特異な能力のことを話すも、子供は信じることなく突っかかってくるところで止まっている感じで、まだ意気投合までは、いってません。

ここからの展開としてはなぜつっかかってきたのかという子供の境遇説明と主人公、子供のキャラ性を出しつつ意気投合させる必要があるわけです。

まずなぜ子供はつっかかってきたのか。主人公が腰痛を治した理由として「強く念じたから」的な発言えおしているのですがそれに対して家柄上強くなることを求められて希望しているにもかかわらず強くなれていない自分へのもどかしさからくる反発となります。

で、漫画上の分岐として「どうしたの?」と詳しく聞き返す場合とコマ割に間を空けるなりしてある程度の時間経過を表し、概要は聞いたような描写のタイプとあります。どっちがいいんでしょうか。

「どうしたの」とそのまま流した場合は感情の高ぶった子供の描写が続き最終的には辛さから泣き崩れる。

時間経過がある場合だと泣き崩れてるバージョンと泣き終わったバージョンが考えられます。・・・ふむ・・・今までの構成を考えると雰囲気だけの描写なので時間経過バージョンだとあっさりが続く感じですかね。。。なので私は詳しく聞きだしていくほうを選びたいのですが、そうなるとお互いの感情がぶつかり合う会話で最終的には王道漫画的構成を目指しているので元気付けてあげられるようになる会話がベターでしょうか。ここで元気付くもやっぱり親に心折られ主人公登場みたいな展開となるようにw

次回はそこら辺の詳細考えてみます。ブログの進行的には今回みたいにホムペネタの画像を掲載しつつ文章はネーム関連って案外いいのかもしれませんね。

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2007年1月 8日 (月)

ネーム作り2

さて、漫画投稿目標に向けて前回のネーム作り冒頭部分の方針で子供が吹っ飛ばされる描写から始めたわけですが、実際に描き終えたのは5ページ途中までで子供と主人公が会話を始めようかという部分までを描いた感じです。

まず5ページ途中までの経緯は親は子供を強くしたいのだが一向に強くなる気配がないので、強くなるために無理やり集中させるために子供の好きな本などを処分してしまうと。その処分先が主人公で処分するときも息子は号泣してやめるよう懇願している。その姿を主人公も見ているので何をやらかしたのかと妄想を広げる。で、その妄想がやや脱線気味で一人の世界に入ってるときに諦めきれずに追いかけてきた息子が声をかけ・・・という部分までです。

妄想をさせるという意図には「感受性の強さ」を表現させるためであり、イコールキャラクター性の表現をしようという方針です。で、脱線気味の妄想をコミカル調に描くことで読者にも読みやすくなっていただこうと。

で、その妄想中の絵自体は既に別の回収処理作業をしているシーンを描く事で時間の経過も表現できるので、すぐ息子が主人公に声をかけるシーンも描け、後を追っかけるなどの無駄な描写も省くことを狙いました。

ここまでを描いたわけですが、こうして文章で整理した感じだと妄想シーンが弱いのでもうちょっと描き込んでみようかなと。そしてこれ以降の進め方としては息子が声をかけた瞬間、主人公は作業中であり不意を疲れてビクッとし、コミカル調なノリで腰を痛めさてます。。

これを元に肩を貸すために子供とともに主人公の家に行き、主人公の能力披露、親しくなる接点の描写をしようと思っているんですが、リアルなノリだとろくに知らん人の家について行っちゃいけないだのの制約はあるので、やっぱその場なりちょいとした空き地スペースとかがいいのかなw

なんにせよここでの焦点は主人公と子供がまず意気投合すること。そして、主人公の特殊な能力っていうのをどれだけ晒すのかって言うことと捉えています。まず、何か特別なことをしたって言う雰囲気は腰を治す行為で表すわけですが、その行為が何なのかを聞かれたとき、ごまかすか、真実を伝えるかで分岐が分かれそうです。

まず、ごまかした方向をとると「気合気合」みたいな精神論をいうことでごまかし、後々の「思うことの大事さ・信じることの大事さ」のような王道チックなテーマの複線にはなりえます。一方で隠したいのにやすやすと目の前でやったという矛盾もありますが、子供だから容易にごまかせるとふんだ的な言い訳でも通用するのかな。。。

それに対して、はじめから特殊能力の真実を伝えると、子供が感銘し「僕を強くしてください」という弟子っぽい修行ストーリーともうひとつは、言われたところで特殊すぎて信用するわけもなく、そんなのありえないというやや冷め切った子供の感情を披露して子供のキャラクター性、そして自身の身の上も話し始めるというものです。これをみると場面の信憑性、今後のスムーズな展開を期待させる上でも素直に能力を話すも子供は信用しないという展開がよさそうですね。これを基に描いて行ってみます。

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2007年1月 3日 (水)

ネーム作り冒頭部分

今回より、ようやくネーム作りに着手します。とりあえず作品概要を振り返ると少年誌の王道的な前向きなジャンルでテーマが「過去」

キャラクターは主人公がなにやら特殊な能力を持っていて本好きである。職業は廃品回収業。

そんな中、武家みたいな家の古紙回収するも子供があわてて取り返しに来ると。その武家の家の息子で、ホントは文系でいたいのに家柄上、仕方なく武術みたいなのをやっている。本好きが取り持つ縁で主人公と親しくなりそこら辺の交流をよさ気に描けるかどうかがメインテーマとなります。

そんな話を進めるべく、どんな冒頭にするかを考えるわけですが一般的なパターンとしては順を追って状況を説明していく静的なパターンと、最初からドタバタとして読み手に「何が起こっているんだろう」と興味を惹かせる動的パターンとあるわけですが、まず静的な描きでいくのなら引きの絵で回収車が走り、本好きである主人公が既に興味のある本を回収していてこっそりいただいちゃおうというにやけた描写をすることで人格性の描写から入るやり方があるかと思われます。

対して、動的な描写だと武家の息子が親にしごかれてるシーンで「文系にうつつを抜かしてるからそんな腑抜けなんだ」みたく本を取り上げられ主人公が乗る回収車が通りかかる。みたいなでだしが考えられます。

両方のメリットを見てみると静的なのが、軽く人物紹介が出来て読み手にも解りやすいもの。動的なのが最初から息子の辛い状況を描くことで主人公と話し込む段階で、ある程度息子の状況説明を省くことが出来、ページ節約が可能。そして次の辛い状況描写で一気に追い込まれる感情を爆発させることまで持っていける可能性もあることです。

まぁ、これは「溜めのよさ」というものも有るので一概に良いのかどうかも不明なところではあるのですが、とりあえず動的の出だしのほうが屁理屈考えると結構メリットが出てきそうな気もするので今回のストーリーでの冒頭は「息子が親にしごかれる」という出だしていってみようかと思います。

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